TMSに関してよくある質問をまとめてみました。

急に腰が痛くなったら、まず何をすればいいのでしょう?

尿が出るか、便失禁はないかを確認してください。

もし尿が出なかったり便失禁がある場合は、直ちに整形外科か外科を受診してください。しかし、これらの症状がなければ、MS治療プログラムを試みてください。そして3、4日経っても痛みの軽減がみられなければ、やはり医師の診察を受けて危険な疾患がないか調べてください。

 

医師に薬を処方されたら飲んでもかまいませんか?

もちろん結構です。医師の指示どおりに服用してください。それによってもし胃腸障害などの副作用が現れてきたら、その旨を医師に伝えてください。

 

代替医療を受けるとすれば、どんなものがいいですか?

医師の診察を受けて危険な疾患がないことが確認されていれば、どんな方法を選んでもかまいません。

中でもマニピュレーション(脊椎療法)が有効といわれていますが、特別マニピュレーションにこだわらなくても、TMS理論に精通している治療家であれば、どんなタイプの治療法であれ速やかに改善させてくれるはずです。その際、TMSに関して疑問に思うところがあれば、積極的に質問して疑問点を解決してください。ただし、治療に依存してはいけません。あくまでも治すのは自分自身だということを忘れないでください。

 

TMS治療プログラムで一度よくなっても、再発した場合はどうすればいいんでしょう?

前回がTMSだったからといって、今回もTMSだとはかぎらないので、急性腰痛の時と同じ手順を繰り返してください。

つまり、すぐに医師の診察を受けるべきかどうか判断するために、まず尿閉や便失禁の有無を確かめます。それがなければ、急いで心の中にある怒りを調べると同時に、不安や恐怖に負けることなく普段どおりの生活を続けるのです。そして、TMS治療プログラムにあるすべてのテクニックを使って対処してください。

たいていは(TMS理論を理解していれば)前回よりも早く回復するはずですが、もし3、4日経過しても痛みが軽減しなかったり、逆に強くなったりする場合は、正規の医師の診察を受けてください。

 

治療中に痛む場所が移動することはありますか?

あります。

TMSは心から身体に注意を向けさせようというトリックです。そのトリックが見破られそうになると、無意識はまた違った方法でトリックを仕掛けてくることがあります。必ずそうなるとはかぎりませんが、腰痛が治りかけてくると今度は首が痛くなったり、関節が痛くなったりすることもあるのです。

こうした患部の移動は、筋骨格系だけではなく、自律神経が支配している器官であればどこにでも起こり得ます。それは頭痛であったり、胃腸障害であったり、時には皮膚の症状となって現れるかもしれません。しかしこうした心身症も、TMS治療プログラムで解決させることは可能です。

患部が移動してもうろたえることなく、治療プログラムをそのまま継続してください。ただし、ここでも頭からTMSと決めつけずに、必要とあらば医師の診察を受けてください。危険な疾患を見逃すことだけは、何としても避けなければなりません。新しい症状が現れたら、必ず医師の診察を受けることを考えてください。

 

完全主義や善良主義といった性格、「タイプT」は変えなくてもいいんですか?

まったくその必要はありません。

もし性格を変えることがTMSを解決するための必須条件なら、短期間に腰痛が治るはずはありません。数十年も続いていた慢性腰痛でさえ、数日から数週間で改善することもあるのです。この事実からみても、TMSの治療結果は性格特性に依存していないことがわかります。

 

してはいけない運動はありますか?

ありません。

急に腰痛を起こした場合は、痛みが和らいできたら何をしてもかまいません。とりわけ慢性腰痛のせいで活動制限がある場合は、勇気をふりしぼって身体を動かしてください。

ただし、治療のためとか、予防のためにする運動はやめてください。身体に注意を向けてしまうからです。運動は心身の健康のためにするものであって、腰のためにするものではありません。

 

わたしは自分が怒っていることに気づいていますし、時々周囲に八つ当たりもします。なのにどうして痛みが消えないのですか?

あなたが気づいている怒りは、痛みの原因ではないからです。

TMSは抑圧された怒りが原因であって、簡単に自覚できるような怒りとは何ひとつ関係ありません。意識上にある感情よりも、無意識下に抑圧されている感情の方がより重要です。それを探し出してください。わたしたちの怒りは実に巧妙に、「抑圧」されたり「置き換え」られたりするのです。

 

あまり好まれない感情には、怒りの他にも不安・心配・恐怖・悲しみ・抑うつ・後悔・自責の念・罪悪感などもあると思うのですが、どうして怒りが原因だといえるのですか?

たしかにそれらの感情が強ければ抑圧される可能性はありますが、いずれも自覚できる感情だという点に注目してください。

自覚できるということは、抑圧というよりもむしろ抑制される可能性の方がはるかに高いはずです。TMSを発症させるには、心が危険だと判断して抑圧するだけでなく、新たな防衛機制の助けを必要とし、TMSの発症を正当化できるだけの十分な強さが必要です。

抑圧だけでは感情的爆発を阻止できないからです。それは怒りをおいて他にありません。最近のサーノ博士は、不安や抑うつなども、怒りを自覚させないためのトリックではないかと疑っているようです。

 

最初から心理療法を受けた方が早く治るのではありませんか?

残念ながら、心理療法だけでTMSを解決させるのは無理です。

サーノ博士の患者の中には、長年にわたって精神分析をはじめとする心理療法を受けてきた人が大勢いますが、最終的にTMSを改善させるまでにはいたっていません。つまり、TMSを解決するには心理的洞察だけでは不十分だということです。現代にはびこる「呪い」を解くことも大切な要素でしょうし、TMS理論のすべてをしっかり理解して「防衛機制」を解除する必要があるのです。

 

わたしは内心腹を立てていることを知っていると思います。実をいうと、母親がわたしを子供のころのように絶えずこき下ろすということに関係していると確信しています。なのにどうして痛みが消えないのでしょうか?

症状が続くのには三つの理由が考えられます。

  1. 心の中でどれほど腹を立てているのか本人が気づいていない場合。
  2. 怒りを自覚するだけでなくさらにそれを生々しく感じなければならない場合。
  3. 怒り以外の感情が抑圧されているために心理療法が必要となる場合

です。抑圧されている怒りに気づいたのであれば、それを生々しく再体験してください。それでも改善がみられなければ、心理療法が必要なのかもしれません。

 

本は何度も読んでみたのですがなかなかよくなりません。どうすればいいのでしょう?

TMS治療プログラムの効果は、いかに情報を認識するかにかかっています。

人によっては情報の認識の仕方に得手不得手があります。つまり文字が得意な人、映像が得意な人、聞くのが得意な人がいるのです。当サイトでは、読書が苦手な人のためにビデオテープを用意しています。 あらゆる感覚チャンネルを使って治療プログラムに取り組んでください。これらの商品は講義討論会の代わりとしても活用できます。ぜひご利用ください。

 

TMS治療は具体的にどうすればいいのですか?

TMS治療プログラムは、「講義討論会」「グループ・ミーティング」「ストレス・リストの作成」「毎日の注意」「痛みを叱る」「活動制限の解除」「読書療法」「瞑想」「精神療法」で構成されています。

この中の「講義討論会」「グループ・ミーティング」「精神療法」以外は自分ひとりで行えますので、まずそれらを実行してみてください。

 

その他のプログラムはありませんか?

TMSジャパンでは、いくつかの治療プログラムを用意しています。それらを費用のかからない順に挙げてみます。

  1. このホームページを隅から隅まで、取材記事も含めて熟読する。

  2. 『腰痛は終わる!』 『腰痛は<怒り>である』『サーノ博士のヒーリング・バックペイン』『心はなぜ腰痛を選ぶのか』をそれぞれ3回ずつ読み返す。

  3. 当サイトの掲示板でみんなに色々と質問してみる。

  4. 『腰痛は<怒り>である・CD付き』のCDを聞いて、自分なりのアファーメイションを作る。

  5. このサイトで販売しているビデオやDVDを見る。(お勧めは『TMSジャパン・メソッド』(2004年改訂版) )
    http://www.tms-japan.org/order/order.htm

  6. 個人治療プログラムを受ける。
    http://www.tms-japan.org/program/private.htm

  7. 長谷川淳史のメール・カウンセリングを受ける。
    http://www.tms-japan.org/program/mailcheck.htm

  8. TMSジャパン・メソッドのセミナーを受講する。
    http://www.tms-japan.org/program/method.htm
    http://www.tms-japan.org/program/private.htm

    TMSジャパン・メソッドの概要はこちらをご覧ください。

以上の質問は、TMS理論に関して比較的よくある質問です。当サイトの掲示板では、治療者やTMS理論で回復した方がサポートやアドバイスをしています。どんな質問でも結構です。グループミーティングの場として、是非ご利用ください。個人的な内容であれば、メールでご質問ください。